朝ひげを剃ってから会社に行ったのに同僚に「ヒゲ残ってるよ」と言われる。
お風呂でキレイに剃ったつもりなのに、眼鏡かけてみたら長いひげが残ってる。
外出してからヒゲの剃り残しを見つけても剃りなおせないので何か残念な気持ちになりますね。
今日はそんなヒゲの剃り残しを防ぐ剃り方について、理容師目線で書いていきたいと思います。

カミソリでヒゲを剃るときの剃り残しを無くす方法
まず髭剃りの時にヒゲが残りやすい理由としては
・下準備をしていない
・カミソリの刃が切れない
・カミソリがうまく使えていない
・張り手の使い方がよくない
・細かいところが見えていない
これらの理由があります。
この5つを改善するとヒゲを剃り残すことが少なくなります。
髭剃りは下準備が大事
まずカミソリでヒゲを剃る場合は剃りやすい状態にするというのが大事です。
ヒゲを蒸しタオルやお湯で温める、温められない場合は洗顔でヒゲを濡らして剃りやすい状態にする。
ヒゲは水分を含むことで柔らかくなり剃りやすくなります。
まずは下準備をしっかりとしましょう。
カミソリの刃はいつでも良く切れる状態で使う
カミソリの刃が切れないと、どれだけカミソリをうまく使っても剃り残しが出ます。それどころか肌を傷める原因になってしまいます。
「何か切れ味が悪いなぁ」
「ひっかかるな」
と思ったらすぐに替え刃の交換をしましょう。
毎日考えながら剃る
ヒゲが残ってしまう部分ってだいたい同じとこじゃないでしょうか?
残りやすいのは喉ぼとけより下のおくれ毛のように生えているところ

残りやすい。
口の周り

口の周り。
あごの先端の尖っている部分など。

あご。
それぞれ剃りにくい部分ではありますが、毎日カミソリの剃る方向を変えてみるなどの工夫をすることで、コツをつかみましょう。
大事なのは添え手
1番大事!
理容師が顔そりを覚えるときにまず1番大切だと教えられえるのが張り手。
しっかりとカミソリをもっていないほうの手で皮膚を引っ張り、剃りやすい状態をつくるということです。
例えば口の周り。皮膚の柔らかい部分は剃るのが難しいんですね。

柔らかいところは剃りにくい。
こういう皮膚の柔らかいところを剃る時は、指を使って強く張り、平面を作るとカミソリが当てやすくなります。

張って平面を作る。
こういう風にして指で強く張り、皮膚がたるまないようにすることが大切ですね。
次はあごの尖った部分。

剃りにくいあご。
先ほども書きましたが、皮膚のたるんでいるところ、そして尖ったところは剃りにくいんですね。
カミソリは平らで皮膚が突っ張っている部分の方が剃りやすいです。なので皮膚のたるんでいるところや、とがっているところは、できるだけ添え手を使い平面になるようにすると剃りやすいです。
まずはあごの先端の皮膚を添え手で上に持ち上げます。強さは強めで。僕は皮膚が異常に柔らかいので顔の形が変わるぐらい上に引っ張り上げます。

強めに。
この時注意するのは「強く」「真上に」ということ。そして次は持ち上げたまま横に広げます。

強く張る。
そうすると元々あごのとんがった部分にある皮膚が持ちあがり、真っ直ぐな平面で剃れるので剃りやすくなります。
この赤い丸の部分は元々あごの一番とんがったところの皮膚なんですね。それを平面に持ってくることにより剃りやすくしているということなんです。
平面を作るとカミソリが当てやすくなり剃りやすくなりますし、皮膚が張れていない状態で剃ると、皮膚にカミソリの刃が食い込んでしまうので、切れたり、血が吹いたりしやすくなります。
指を使ってしっかりと張ることで皮膚の負担も減り、肌を傷めずにキレイに剃ることができます。
最終チェック!
これよくあるんですが、僕目が悪いんです。
キレイに剃ったつもりなのに、剃り終わって眼鏡をかけて見たら何本か残ってる。
しかもだいたい同じとこ(笑)
これは剃り終わってから一度チェックすることで防げます。
まとめ
ヒゲの剃り残しをなくす5つの方法について書いてきました。
1部分だけヒゲが残ってるとそこだけ目立ちますね。
そんな人がいると職業病なのかそこばかり見てしまいます(笑)
剃るなら残さず全部スッキリ剃っているほうが気持ち良いですね
理容室での顔そり動画
では実際のお顔そり動画をご覧ください