今日はヒゲそりをする時にカミソリ負けをしてしまう原因と対策について書いていきたいと思います。
男性で特にヒゲの濃い方や肌の弱い方は、カミソリで顔そりをした時にカミソリ負けをしてしまう方が結構おられます。
なぜカミソリ負けをしてしまうのか?カミソリ負けをしない肌を傷めない剃り方は?
についてプロの理容師目線で書いていきたいと思います。
ヒゲそりをする時にカミソリ負けをしてしまう原因と対策
カミソリ負けとは顔を剃った後、
・かゆくなる
・ヒリヒリする
・痛くなる
・ニキビのようなものができる
・血が出る
カミソリで顔そりをした後の肌にトラブルがある状態のことを一般的に「カミソリ負け」と言います。
皮膚が弱い方がなることが多いですが、カミソリの使い方やその時の肌の状態にもよるので誰にでも起こる可能性はあります。
カミソリ負けが起きる原因と対処法
カミソリ負けしてしまうのには下記のような原因があります。
1、ヒゲが硬い状態で剃る
2、ドライシェービング
3、カミソリの刃が切れない
4、何度も同じ部分を剃る
5、剃った後のお手入れをしていない
正しい剃り方、手順を知らないとカミソリ負けや、肌荒れしやすくなります。
ではカミソリ負けする原因について説明します。
1、ヒゲが硬い状態で剃る
ヒゲは硬い状態で剃るとカミソリの抵抗が大きい分、カミソリで剃ると肌にも負担がかかってしまいます。特にヒゲに濃い人は強く剃ってしまう為カミソリ負けしやすくなります。
対策⇒ヒゲを剃る前はお風呂にヒゲのある部分を浸けて温めたり、温かいタオルで蒸すようにしましょう。温めることで皮膚もヒゲも柔らかくなり剃りやすくなります。朝に剃るなど、温めることができないなら先に顔をよく洗いましょう。ヒゲが水分を含むことで柔らかくなり肌への負担が少なくなるのでカミソリ負けしにくくなります。
2、ドライシェービング(空剃り)
ヒゲを剃るときにシェービングクリームやジェルなどをつけずに肌が乾燥した状態でカミソリを当てる(空ぞり)とカミソリ負けしやすいです。
対策⇒必ずシェービングクリームやジェルを塗り、乾燥した状態で剃らないようにする。ひげ剃りの途中で泡が無くなってしまったら、必ず泡をつけなおすか、水をつけて剃る。
3、カミソリの刃が切れない
カミソリの刃が切れない状態で剃ると、ヒゲは剃れないのに肌を削っているような状態になります。普段と同じように剃っているのになぜか剃りにくい、カミソリを通したのにヒゲが残っている。こんな時は刃の変え時です。どんなにカミソリの使い方がうまくても、切れない刃を使えば肌荒れを起こします。
対策⇒刃は早めに交換する。「もったいないからもうちょっと使いたいなー」と思ってもサクっと変えましょう。切れないカミソリの刃を無理に使っても肌が傷むだけです。あとは髭剃りの途中で刃と刃の間に詰まったヒゲのカスや表皮をこまめに洗いながら剃ると刃が詰まりにくいので長持ちしやすくなります。
4、何度も同じ部分を剃る
あごの尖った部分や頬の凹凸がある部分、鼻の下など、特に剃りにくい部分はヒゲが残ってしまいがち。その残ったヒゲを剃るために何回も同じ部分をこすってしまうんですね。
対策⇒剃りにくい部分の剃り方、角度を毎日考えながら工夫して剃る=毎日の練習でテクニックを磨く。カミソリを持っていない方のてで皮膚を張る。ワンストロークを大きくしできるだけ手数を少なくする。
➥ヒゲの剃り残しをなくす5つの方法についてはこちらの記事に詳しく書いてあります
5、剃った後のお手入れをしていない
カミソリを肌にあてるということは、どんなにソフトに剃っても肌には負担がかかっています。アフターケアをしないとカミソリ負けを起こします。
対策⇒アフターシェーブローション、乳液、保湿液などを髭剃り後につける
どうしてもあれる人は逆剃りしない、ヒゲを伸ばすのもあり
正しい手順で剃っているにも関わらずカミソリ負けしてしまう人もいます。
そんなあなたは逆剃り(ヒゲが生えている方向と反対から剃る)しないというのも1つの方法です。
僕もそうなんですが極度に肌が弱いため、どんなに優しく剃っても、逆剃りするとカミソリ負けしてしまいます。
今は極力剃らなくていいようにヒゲを伸ばしてるんですが、剃っているときでも逆剃りをしないように順剃り(ヒゲの生えている方向と同じ方向に剃る)しかしませんでした。
職業にもよりますが肌が弱い人は
・剃る頻度を減らす
・逆剃りをしない
・ヒゲを伸ばす
というようなことをすることでカミソリ負けを防ぐこともできますね
まとめ
カミソリで髭剃りをする時にカミソリ負けしてしまう原因と対策5つについて書いてきました。
1つ1つの事を丁寧にすればカミソリ負けをしにくくなります。
肌が荒れていると、老けて見えたり、清潔感がなく見えることもあります。
毎日のひげの剃り方に気をつけてカミソリ負けしない健康な皮膚を守りましょう。