こんにちは 京都市伏見区の理容室barberSEVENです。
いつもブログをご覧になっていただき本当にありがとうございます。
今日は子供の頭シラミのお話です。
戦後じゃあるまいし、まさかこんな時代にと思う人も多いと思いますが、最近子供の頭シラミが増えているんです。
しかも、夏の時期なら聞いたこともありますが、真冬にでも流行っています。
原因は温水のスイミングスクールや、保育園などのお昼寝の時にうつることが多いです。
今日はそんな子供の頭シラミについて書いていきたいと思います。
頭シラミとは?
頭シラミとは、シラミの一種で人の頭にのみ生息する寄生虫です。
人間の頭以外で生きることはできません。
頭シラミの成虫は人の頭の皮膚から血を吸い、髪の毛に卵を産みつけます。
その卵が孵化して成虫になりまた卵を産みつけます。
そしてみるみるうちにどんどん増えてくんですね。
成虫は一回に5~8個卵を産みます。
頭にシラミがいると、頭の皮膚から血を吸うので頭がすごくかゆくなります。
頭を洗っていない時の痒みレベルではなくて、蚊にさされたときのような痒みです。
怖いですねー。
子供の頭にシラミが発生する原因は?
頭にシラミが発生する原因は、「不潔にしているから」という話を聞いたことがある方も多いかもしれませんが本当はそうではありません。
頭シラミの発生する理由は、頭を洗っていない、不潔にしているからという理由ではなく、他人から感染するのです。
頭シラミのいる子供からお友だちの頭へ、そして友達から家族へと感染していきます。
いくら気をつけていても、布団やベットが一緒など、枕やシーツに落ちたシラミの成虫が別の人の頭に移り住み卵を産みつけます。
放っておくとどんどん繁殖するのです。
頭シラミの卵は0、5㎜。幼虫で1㎜、成虫になると2、3㎜になります。
卵を産みやすい場所は、うなじ、耳の後ろ、もみあげ、おでこの生え際です。
そして毛先よりも髪の根本の方に多く生みます。
卵はフケよりも心持ち大きめで、丸みがある白い小さな塊です。
髪の毛の片面にセメントのようにしっかり張り付いていて、指でしごいてもなかなか取れません。
頭シラミの卵駆除の方法
まず、子供の頭をよく観察します。
本当に小さいですが、卵ならわかります。
フケ?ゴミ?と思うくらい小さいですが、ふっても落ちません。
男の子なら丸坊主にしてしまえば、それでオッケーです。
女の子の場合は一つ一つ髪の毛の根本から切ってあげて下さい。
あと、すごく目の細かい梳櫛(すきぐし)もあります。根本からくしを入れてとくと卵がとれますが、長い髪を目の細かいくしでとくと絡まりやすいので抜け毛に気をつけてあげてくださいね。
頭シラミの幼虫の駆除方法
シラミ駆除専用シャンプーを使用する。
一番有名なのがスミスリンです。
シャンプーは卵には効きません。成虫にのみ効きます。
シラミシャンプーの使用方法は髪の毛を濡らし、規定の量のシャンプーを全体にいきわたらせ、そのまま5分置きます。
5分後洗い流します。これで成虫は退治できます。
それから2~3日おいてまた専用シャンプーで洗います。
駆除シャンプーは毎日しなくていいのです。
理由は卵には効かないから。
孵化するのを待って孵化した幼虫と成虫を退治するものだからです。
そうして次の産卵を阻止します。
2日おきに4回のシャンプーを繰り返す。
シラミの卵が孵化するまで7日前後、最大で10日として4回のシャンプーは最初の駆除から12日目です。
これで最初のシャンプー直前に産まれた卵、つまり最後の卵からでてきた幼虫を撃退できることになります。
まとめ
子供さんに多いのは、「頭をくっつけて遊ぶことが多い」や、「お昼寝中にうつりやすい」などです。
放っておくとどんどん繁殖します。「何か白いのがついているな」と思ったら、まめに子供さんの髪の毛を観察して下さい。
もしシラミがみつかったらすぐにシラミ駆除専用シャンプーを使用して下さい。
梳櫛を使うのも効果的です。