美容室、理容室ってそれぞれの免許を持ってないと働けないと思っていませんか?
確かに髪の毛を切ったり、顔を剃ったりするには免許が必要ですが、免許がなくても働くことはできます。
免許がないと出来ない仕事は?
基本的には理容室、美容室でお客さんに接する仕事というのは免許を持ってる人しかできないです。
資格がなくてもできる仕事は?
免許のない人ができる仕事は掃除やレセプション(電話受付や会計)など直接お客様に触らない仕事です。
美容室・理容室で働くのに向いている人は?
一般的には明るい人や、人見知りしない人など対人に強い人が向いていると言われていますが一概にそうとは言えません。
対人関係の作り方や、会話の仕方などは経験を重ねることによって上手くなっていきます。
人見知りの美容師さんも数多くおられますし、対人に強い人が人気のある美容師になれるかといえばそうでもありません。
理容美容専門学校で資格を取る準備
美容師、理容師資格を取得しようと思うとそれぞれの資格を取得するために専門学校に通わなければなりません。
専門学校を卒業して初めて「美容師」「理容師」の国家試験を受ける受験資格というのをもらえるんですね。
理美容専門学校に通う期間
昼間に通う場合:2年
通信教育(店で働きながら年間日学校に通う):3年
通常昼間に通う場合は2年。そして国家試験を受けます。
通信教育の場合は普段はどこかの店で働きながら1年で決められた期間だけ「スクーリング」といって学校に通います。
理容美容学校、通信教育の矛盾
通信教育は普段美容院や理容院で仕事をするんですが、資格がない人はお客さんと接する仕事はできないんですね。
という事は店にいても掃除やレジ、事務仕事などしかできないので、実際に技術力を上げるための実務ができないというのが現状です。
なので実際に通信教育を受けながら店で働いている人は、いくら技術を覚えてもやはり免許がないと正式な理美容師としては認めてもらえないしお客さんにも対応することができないという事ですね。
ちょっと昔の理容室、美容室は?
裏話をすると、20年程前までは理容師、美容師の資格を持ってない人でも普通にお客さんに接する仕事をしてる人も多かったです。
「資格よりも実力!」
という感じで美容師資格を持ってないのに有名店や大型店の店長をしてる人もいました。
まぁ店的な立場で言うと資格を持っているけど仕事の全然できない人より、資格はないけどバリバリ働いてお客さんを増やしてくれる人の方が実用的ですしね。
まぁ時代が変わって厳しくなってきたのか、これが当たり前なのか…
ただ、理容師、美容師になりたくて早く現場に立って仕事を覚えたいという若者がスクスク育つようなシステムや法律になると良いなぁと思うのは実際の現場で働く人達誰もが思っているんじゃないでしょうか。
まとめ
・理容師、美容師免許がなくても働くことはできる。
・お客さんに直接触れるような業務はできない。
・店て仕事をしながら通信教育で専門学校に通うこともできる。